新下駄配列で「ー」ハイフン(長音符、音引き、伸ばし棒)を楽に打つ方法を模索
新下駄配列ではー
が左手小指上段(Q
)に配置されています。最高です。私はこれが妙にしっくりくるでとても気に入っています。
数字の段だと、入力までのほんの一瞬、時が止まる感じがしますが、Q
の位置ならズババっと打てます。
しかし、スーパー
、スニーカー
、ルール
、トースト
、ストーブ
などはやや打ちにくいです。
特にス
が絡むと左手小指を連発するので苦しくなります。
じゃあどうするかというと、
- 「ー」を増やす
- 慣れる
- 配置を変える
新下駄配列に慣れる前から配置を変えるとあんまり意味ないので 3. は却下。1. か 2. を考えます。
1. 「ー」を増やす
「:」に配置
この問題を解決する手っ取り早い方法は:
の位置にー
を配置してしまうことでしょう。これで左手側の文字の後のー
は右手、右手側の文字の後のー
は通常通り左手というように、左右交互に打てるようになるので楽チンです。
はじめのうちはどっちを使うか迷うかもしれませんが、慣れる人は慣れると思います。
ローマ字入力でもん
をnn
、xn
、n
、n'
と複数パターン使いこなしている人がいるのですから、そんなに無理な話でもないでしょう。
結局使わなくなる可能性もありますが、とりあえずお試しでやってみるのもいいんじゃないでしょうか。
バックスペース問題
デフォルトのまま:
にバックスペースを当てている場合、げ
のところにー
を当てるのはどうでしょうか。
そうなったら代わりにげ
をシフトのどこかに無理やり追いやらなければいけません。例えば左手上段e
と右手中段;
とか。
e
はけ
でも使いますから覚えやすいし、どうせ右手はもともと小指を使っていたのだし、むしろ人によってはこのほうが楽かもしれません。
特定の運指が辛いなら一度変えてみるといいんじゃないでしょうか。
2. 慣れる
0の横に「ー」があるじゃない
「それができれば苦労しない」という話ですが、そもそも0の横に「ー」があるわけですから、それで対処するという方法もあります。
QWERTYのローマ字のときと一緒ですから、ローマ字から新下駄配列に移行した場合は違和感なく使えると思います。
配置を変更する必要もありませんし、これが一番穏便な解決方法です。
しかし、この「ー」で悩む人は「0の横のーは打ちたくない」という人が大半だと思われ、堂々巡りになってしてしまいます。
スパルタンに解決。「ー」は「Q」に従うのみ
色々試した結果、私はこれで落ち着いています。
身も蓋もない話ですが、私は:
のー
は使っていません。ちょっとモタついても別にいいやと思ってQ
に指を伸ばしています。なので:
は空き家状態です。
デフォルトの設定を受け入れてしまうのです。慣れれば問題になることはほとんどないと思われます。
だいたい、日常的に「ー」を多用する機会はほとんどないのでは?
「スーパー」なんて1回打てば後は予測変換で出てくるでしょう。毎回バカ正直に全部打鍵していたら日が暮れます。
タイピングゲームの外来語で高得点を叩き出すことに命を懸けているのでなければ、十分妥協できる範囲内でしょう。
そもそも、外来語のカタカナ表記って本来の発音イメージと違ったりするので出来れば多用したくないものの筆頭です。カタカナ表記のタイピングを覚えるよりも、英語表記のスペルと発音、使い方を覚えることに労力を割いたほうが人生が豊かになると思います。
とかなんとかいって
がちゃがちゃやっているうちに自分に合う設定が見つかったり、改めてデフォルトの良さに気づけたりします。
私は迷走した挙げ句、バックスペースを消してしまいました。
というのも、バックスペースは新下駄配列を使う前からCtrl-H
や独自のキーバインドを使っていたことにより、デフォルトの:
によるバックスペースはいつまでたっても使わなかったのです。
それでとりえずー
を配置してみたのですが、それも使わず。
何かしら単打で打てたら便利な文字を置いても、使わず。
日本語入力だと、いつまで経っても:
の位置にとっさに指が出ないのです。勿体ないと思いつつ、2年以上放置されています。
新下駄配列がそう作られているのだから当たり前っちゃ当たり前なのかもしれません。
思いつきでやってみたけど、結局もとに戻ってきた。それどころかむしろせっかく用意されている機能を1つ無駄にしている、というお話でした。
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